妊娠前や妊活中では葉酸は摂取した方が良い?

妊娠における葉酸サプリの効果と注意

妊婦の方はもちろん、妊娠前の妊活中の女性に必要なのが、葉酸の摂取です。 葉酸はあまりなじみの無い栄養素だと思いますが、妊娠初期に体内の葉酸が不足すると、胎児へ大きな影響がでてくる場合があるのです。

葉酸不足が引き起こすと言われる影響は、神経管閉鎖障害という先天性の疾患です。 この神経管閉鎖障害になると、流産や死産の場合が出てきて、無事に出産できたとしても重篤な症状がでてきます。 この神経管閉鎖障害になる確率は、日本では1万人に6人とのデータがあるようです。

葉酸不足になることによって必ず神経管閉鎖障害になるわけではありませんが、 この障害の出る原因の一つが葉酸不足から引き起こるといったことは確かです。

葉酸をたくさん摂取すれば神経管閉鎖障害を予防できます。 厚生労働省でも葉酸を進んで摂取するように推奨しています。

しかし、葉酸は普段の食事だけでは十分な量を摂取することが難しく、 食品の加工段階で葉酸が減少してしまうことも現実です。 そのようなことから、葉酸の摂取には簡単に摂取できるサプリメントが主流となっています。

妊婦の方で葉酸のサプリメントを摂取している方も多いと思います。 しかし、このサプリメントに化学合成葉酸と、天然葉酸があることをご存知でしょうか?
独立行政法人 国立病院機構 岩手病院

体のために、赤ちゃんのためにと摂取しているサプリメントが化学合成されたものだと知ると、とても驚きますね。

化学合成された葉酸は、やはりリスクが伴うためサプリメントを利用する場合は注意が必要です。 化学合成されたサプリメントには、石油などの成分が含まれています。

石油を飲んでいるかと思うと、妊婦さんの体にはもちろん、赤ちゃんの体に良いわけありませんね。 化学合成葉酸を摂取しすぎた場合、生まれた赤ちゃんが喘息になってしまうこともあるようです。

さらに、石油だけでなく化学合成葉酸は何が配合されているのかがはっきり分かりません。 原材料にも詳しく表記されていないため、不安も多く伴います。

化学合成葉酸は多く摂取しすぎた場合、体に良くない影響が出てきます。 葉酸サプリメントを利用する場合はどのような種類の葉酸サプリなのかをしっかり見極める必要があるでしょう。

母子手帳にも葉酸サプリの重要性が記載されている

妊婦や妊活中の女性が葉酸摂取したほうがいいというのは様々なところで言われていますが、母子手帳に記載されていることから葉酸サプリの重要性を知ったという方も多いです。 平成14年以降に交付された母子手帳には葉酸サプリの重要性が記載されているので、実際に見たことがあるという方もいるでしょう。

ただ、実は最も葉酸が必要な時期というのは妊娠の1ヶ月以上前なのです。 母子手帳は胎児の状態が安定してからもらいに行く方が多いため、その頃に葉酸の必要性について知っても少し遅いといえるでしょう。

しかし、妊娠1ヶ月前から葉酸が取れなかったとしても、葉酸は赤ちゃんやママのために大切な役割を果たしてくれる栄養素であるため、その後も取り入れていきたいものです。

こういった意味もあり、母子手帳に記載されているわけですね。

ただ、残念なことに母子手帳に葉酸サプリの重要性が記載されていることがママにとって余計な不安を生むことに繋がってしまったケースもあります。

葉酸を取り入れる目的は奇形児にもつながる「神経管閉鎖障害」のリスクを軽減することにあるのですが、葉酸を取り入れなければ必ずしも神経管閉鎖障害が起きてしまうというわけではありません。

しかし、母子手帳に葉酸の必要性が掲載されていたために葉酸について詳しく調べた方の中には「妊娠1ヶ月以上前から葉酸を取り入れておかないと奇形児か生まれてしまう」と勘違いしてしまう方がいるようなのです。

これは間違った認識であるため、葉酸を摂取しなければ奇形児が生まれるわけではないということを正しく理解しておきましょう。

それに、葉酸を摂取していれば神経管閉鎖障害の発症リスクがゼロになるというわけではありません。 この点もしっかり理解しておきたいですね。

また、葉酸サプリを摂取する際には、信頼できるサプリメーカーを選びましょう。 特に注意したいのが、必要以上に消費者の不安をあおる形で販売を行っているメーカーです。

葉酸サプリを摂取しないと神経管閉鎖障害の発症リスクが高まると宣伝しているようなメーカーはあまり良いとは言えません。

サプリ以外で葉酸を摂る・葉酸が多い食材とは?

葉酸を摂取するために便利なのが葉酸サプリですが、妊娠中や妊活中は葉酸だけ取っていればいいというわけではありませんよね。 そこで、葉酸だけでなくその他の栄養素もたくさん含まれている食材を積極的に取り入れていきましょう。

特に野菜類は葉酸以外にも様々な栄養素が含まれているため、栄養バランスの整った食生活を目指す場合にも取り入れていきたいものです。

ただ、野菜類をたくさん食べていれば葉酸サプリは取り入れなくても良いのかというとそうではありません。 厚生労働省からも推奨されているように、妊娠前から妊娠3ヶ月目までは毎日の食事から摂取できる栄養のほかにサプリからも葉酸を取り入れるべきとされているのです。

注意しなければならないこととして、葉酸がたくさん含まれる野菜を取り入れたとしても自分で思っているほど葉酸が取れていないことがあります。 実は、葉酸は熱に弱いため、野菜をたくさん取ったとしても加熱調理してしまうと葉酸が少なくなってしまうわけです。

また、葉酸には水に溶けやすいという特徴もあります。 そう考えると、かなり注意して調理しなければ野菜から十分な量の葉酸を取り入れることは難しいといえるでしょう。

葉酸が含まれる食材を取り入れたとしても、調理してしまうとその食材が持つ葉酸量は半分ほど失われてしまうとまで言われています。 さらに、食材から取り入れた葉酸は体内で50%しか吸収されないため、最終的には25%程しか摂取できないことになってしまうでしょう。

野菜の中で特に葉酸量が多いとされているのがモロヘイヤです。

100g中に250μgも含まれているので、妊娠中は取り入れると良いですね。 他にはきょうなやケール、パセリなどにも葉酸が豊富に含まれています。

魚類ではうなぎ、イクラ、うに、肉類では鶏レバー、豚レバー、豚レバー、牛レバーなどに含まれているのですが、レバーが好きな方は「レバーを毎日食べればいいんだ!」と考えてしまうかもしれません。

ですが、レバーにはビタミンAも含まれています。 葉酸を摂取するために毎日レバーを食べていたところ、ビタミンAの過剰摂取になってしまったというケースもあるので注意が必要です。

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